大滝村立鉱山保育園 概要・歴史
鉱山の保育園
大滝村立鉱山保育園は埼玉県秩父市(旧・秩父郡大滝村)にあった保育園。日窒鉱山関連遺構の一つである。
日窒鉱山は最盛期には3,000人を越える従業員が働き、一つの町を形成していたが、1978(昭和53)年に金属採掘が終了し石灰岩と珪砂のみとなってからは規模を縮小している。
大滝村立鉱山保育園の正確な閉園時期は不明だが、『埼玉県保育史』(埼玉県保育協議会、1982年3月)の発行時点で既に閉鎖されており、1980年前後に役目を終えたものと考えられる。
木造平屋建て建物や建物脇の錆びついたブランコが草に埋もれ、2024年2月時点で現存する。壁面が大きく崩壊しているがブルーシートにより補強されており、一定の管理が行われている。
2013-02-12
2024-06-28