達布炭鉱(天塩炭鉱)は、北海道留萌郡小平町達布にあった炭鉱。留萌炭田にあった炭鉱の一つである。 ....

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名称 達布炭鉱(天塩炭鉱、天塩炭礦鉄道)
住所 北海道留萌郡小平町達布
種類 廃鉱・採石場跡
北海道の廃鉱・採石場跡
スコア
★★★★★★ 79
現況 現存
評価 ■■■
画像 photos 達布炭鉱(天塩炭鉱、天...の写真

達布炭鉱(天塩炭鉱、天塩炭礦鉄道) 概要・歴史

巨大ホッパーと天塩鉄道の廃隧道

達布炭鉱天塩炭鉱)は、北海道留萌郡小平町達布にあった炭鉱。留萌炭田にあった炭鉱の一つである。

明治中期に北炭(北海道炭礦汽船)に譲渡されていた鉱区だった。

1941(昭和16)年に天塩鉄道(てしおてつどう)、後の天塩炭礦鉄道(てしおたんこうてつどう)が開通してから本格化。

1951(昭和26)年に北炭としては廃坑となったが、天塩炭鉱鉄道として採掘が続けられた(天塩炭鉱達布鉱)。

1958(昭和28)年には住吉炭鉱の採掘権を入手し、1962(昭和37)年に子会社の日新炭鉱を設置。1963(昭和38)年には年間10万t程度を記録するも、1967(昭和42)年4月に閉山となった。なお住吉炭鉱も同年10月30日に閉山となっている。

遺構として、巨大なホッパー跡などが現存する。道道126号線沿いに位置しており、見学しやすい。

なお、1941(昭和16)年に留萠 - 達布間で開業した天塩鉄道は1959(昭和34)年に天塩炭礦鉄道と改称。1967(昭和42)年に鉄道路線としては廃止されている。

廃線跡の多くは道路に転用されており、第一トンネルは拡幅の上で萌平トンネルに転用、第三トンネルは町道小平蘂左岸線沖内トンネルに転用された後に廃止され、現在は封鎖されている。第二トンネルは水没、内部で閉塞しており、アプローチが極めて困難である。

達布駅跡は「てんてつバス」の達布営業所となり、少なくとも2015年時点までは残っていたが、2019年までに解体されている。

達布炭鉱(天塩炭鉱、天塩炭礦鉄道) 画像

天塩炭礦鉄道第一トンネルから転用された萌平トンネル(2019年7月)
天塩炭礦鉄道第一トンネルから転用された萌平トンネル(2019年7月)
© 2019 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
天塩炭礦鉄道廃線跡
天塩炭礦鉄道廃線跡
© 2019 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
第三トンネル南側。私有地となっており立ち入れない
第三トンネル南側。私有地となっており立ち入れない
© 2019 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
このさきに第三トンネル南側坑門があったはず
このさきに第三トンネル南側坑門があったはず
© 2019 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
第三トンネル北側坑門
第三トンネル北側坑門
© 2019 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
解体された達布駅跡。手前のコンクリート基礎が名残である
解体された達布駅跡。手前のコンクリート基礎が名残である
© 2019 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
達布炭鉱のホッパー跡(2019年7月9
達布炭鉱のホッパー跡(2019年7月9
© 2019 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
ホッパー跡
ホッパー跡
© 2019 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
ホッパー跡
ホッパー跡
© 2019 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止
ホッパー下部
ホッパー下部
© 2019 廃墟検索地図 Haiken 転載禁止

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