あわホテル 概要・歴史
完全に草に埋もれたホテル
あわホテル(ホテルあわ)は、徳島県鳴門市北灘町にあったラブホテル。鳴門市と東かがわ市の市境付近に位置する。
平屋建てのコテージが連なる施設で、1964~1969年に開業している。
1991年頃までの空中写真では鮮明に見えるが、1996年頃には建物周りで草木が繁茂しており、この時期に閉業したものと考えられる。
国道11号線の鳴門市と東かがわ市の境界南側に、鳴門市の設置したらしい「ようこそ」看板があるが、そのすぐそばに朽ちた看板が残っている。2012年時点で錆付き蔦が絡みつき文字等は判読不能であるが、「あわホテル」へのアクセス路入り口だったはずで、ホテル名等が表示されていた看板であったと考えられる。
少なくとも2008年までに廃墟として言及されている。
2012年に到達しようとして達成できなかった記録が公開されている。アプローチ途中に土産物店か民家のような建物が半焼状態で残っていたという。
2018年4月時点でも建物屋根が空中写真から確認できるが、アプローチ路はほとんど藪に埋もれている。
2022年12月時点で現存するが、アクセス路は濃い藪に埋もれて夏季は通行不能である。一番道路に近い建物はフロント棟だったらしく、そこから平屋建ての客室が複数連なっている。建物は朽ち果ててほとんど藪と一体化しており、大きく繁茂した木がコテージと一体化し、2階建てほどの高さに育って屋根を覆おうとしている。
なお、すぐ北側には詩吟講師の家と廃工場があり、経営者宅等何らかの関係があった可能性がある。
2023-10-27