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旭鉱山で軌道を追う北海道置戸町 この鉱山の水銀鉱床は昭和40年の林道開削工事中に発見された辰砂の赤く染まった鉱石に端緒を発する。昭和43年には旭栄坑・2L坑・旭北坑・中田坑・旭林坑などの坑道を掘削した。当時は7名での稼行で、640t(Hg0.21~0.5%)の採鉱があり、竜昇殿鉱山へ売鉱された。沿革や地質概要を調査しても、それは小鉱山の域を出ることなく、選鉱も精錬も現地でなされず、出鉱も小量のものだ。このような鉱山跡では、これまで意外に小規模だが印象的な遺構に巡り会うことが多かった。上国富鉱山の台車や美国重田鉱山の小隧道しかりである。しかしながら水銀鉱床ではことごとく遺構に出会えていないという実績もあり、今回も大きな期待は無く、探訪することとなった。ところが今回は、予想に反して大規模とは言えないが、鉱山跡ならではの廃祉と出会うことと相成った。坑口・トロッコ・レイル・・・( ̄u ̄;)営林署トップページへ