ホテル大自然館 概要・歴史
魚沼郡最大の廃ホテル
ホテル大自然館は新潟県魚沼市(旧・北魚沼郡入広瀬村)のホテル。博物館を併設していたらしい。
破間川ダム周辺開発の一貫として、入広瀬村が1996年にオープンした。当初見込まれていた大規模スキー場開発は不況により頓挫したものの、指定管理者制度が導入され営業は継続された。4階には展望洞窟風呂があった。
2004年の中越地震の影響により運営会社が撤退し、同年にホテルとしては閉館したが、その後も展望洞窟風呂の営業は続けられた。
浴場の閉業後も都市交流体験施設として活用されていたようだが、2008年頃には全館閉鎖となったらしい。
2020年9月時点で特に利用されている様子はなく、入り口や窓、損壊部分はベニヤで封鎖され管理されている。
「魚沼郡最大の廃ホテル」等とも言われるが、2024年8月時点でも戸締りはきちんとされており、割れた窓ガラスには板が貼られている。
窓越しに窺うと1階ロビーは水浸しになっており、天井が落ちて腐敗が進んでいる。建物に地下水が流れ込んでいるらしく、上方から常に水が流れて落ちている。
(※参考:雑誌『地域開発』(日本地域開発センター、1994年11月))
2015-12-16
2024-08-30